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しかも、1位の『シグマ2』が2万円台中盤の販売価格に対して、2位の『オデッセイ トゥーロン』は5万円台中盤から6万円超の高額かつ、ブランド自体がスタートしたばかり。この市場の異変について、都内大型量販店各所で話を聞いてみた。
■ヴィクトリアゴルフ青山店:結城宏明さん
「トゥーロンの反響は、良いと思いますよ。発売して間もないのにコアな方が反応してますね。石川遼プロがテストしていた影響か、『SFOプロト』は五反田店に問い合わせをしてきたお客様が13日に来店されて、その場で予約し、発売日の翌日には購入されました。
打感、音からくる距離感といったフィーリング重視の方にオススメしたいですね。やはり、メディアを通じての反響も大きいです。タイガーがテーラーメイドのマレットを使った時などは問い合わせが入りますし」
■ヴィクトリアゴルフ新宿店:清水良一さん
「当店でも『SFOプロト』は、すぐ予約で売り切れてしまいました。オデッセイ好きが反応していて、見た目のかっこよさや、キャメロンユーザー、ピレッティユーザーのような、中・上級者や経験豊富で目の利く方に響いてますね。音と打感と距離感のマッチがそういう方のニーズですから。
価格もかなりしますが、専用什器で展示して特別感、高級感があって、こだわりのある方が求められます。そこは『TOULON』がまだ誰もが知るものではないため、逆に”人と被りたくない”方には良いのかもしれません。初動として、これだけの問い合わせは珍しいですね」
■ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店:佐藤孝一さん
「発売のタイミングでこの反響は珍しいです。当店も『SFOプロト』と『LAS VEGAS』が発売前の段階で問い合わせが入り、予約完売でした。現物も見ず、試打もせずで購入されるのは、通常ではないことなのでちょっと驚いています。
こだわりが強く経験豊富な方に響いていて、『オデッセイ トゥーロン』の魅力は一言でいうと”佇まい”。機能押しでないところが魅力のひとつだと思います。予約で購入できるのは、形も削り出しのソリッドな打感や音も、イメージしやすいからでしょう。所有感も満たせますし」
各店の共通意見は「なぜ立ち上げ当初で、この反響・問い合わせなの?」ということだった。これまで削り出しパターと言えば、スコッティ・キャメロンの独壇場だったが、オデッセイがついに切り崩しに成功したと言えるのか。キャメロンの反撃、両社の対決構図に今後も注目必至だ。
Text by Daisuke Arakawa