ゴルフ辞典 ルール&マナー
パッティンググリーン
打ったボールがサブグリーンの方へ。幸い、ボールは奥のセミラフにあったのですが、スタンスがサブグリーン面にかかってしまいます。このような場合、ゼネラルルールではどう処理することに?
解説
プレー中、スタンス(足の位置)が隣接するサブグリーンにかかってしまった場合は、たとえボールがグリーン外(たとえばセミラフ)にあっても、無罰で救済を受けなければなりません。
これは、プレー対象外のグリーン=「目的外グリーン」を保護するためのルールです。
サブグリーンとは?【目的外グリーンの定義】
「目的外グリーン」とは、プレー中のホール以外のすべてのグリーンのことです。
たとえば…
隣のホールのグリーン
練習グリーン
目標とするホールと関係ないすべてのグリーン
これらはすべてプレー中に傷つけてはいけない保護対象であり、ボールや足が乗ってはいけません。
ルール変更のポイント:旧ルールと現行ルールの違い
旧ルール(2019年以前):
「障害」が生じなければ救済なし
ボールや足がサブグリーンにあっても、スイングに支障がない場合はそのままプレー可能
現行ルール(ルール13.1f):
スタンスやスイングに関係なく、足がかかっているだけでも必ず「救済エリア」にドロップ
すべてのサブグリーンを保護する観点から、無条件で救済義務あり
救済の手順(ゼネラルルール)
最も近い完全な救済エリアを探す(スタンスもスイングもサブグリーンにかからない場所)
そのエリア内にボールをドロップ
無罰でプレー再開
注意:ローカルルールがある場合も
ゴルフ場によっては、サブグリーンの保護にさらに厳しいローカルルールが設定されていることもあります。
例:
サブグリーンのカラーも救済対象に含まれる
救済エリアの指定が細かく決まっている
➡️ プレー前にローカルルールを必ず確認しましょう。