3月31日、タイガー・ウッズ(米国)が自身のSNSで活動休止を発表した。
「私は自分の状況の深刻さを認識し、理解している。しばらくの間、治療に専念するため活動を休止し、自分の健康に集中したい。これは長期的な回復に向けて必要なことだ」
「人として、プロとして、より健康で強くなって戻るための時間を取りたい。みんなの理解と支援に感謝するとともに、家族や愛する人、私自身のプライバシーを尊重してほしい」
米フロリダ州ジュピターアイランドの自宅すぐ近くで27日、ウッズは無理な追い越しから車の横転事故を起こした。尿検査を拒否したことなどから、薬物使用下での運転などの疑いで、同州マーティン郡の拘置所に拘留。その後、保釈金を支払い、同日午後11時頃に釈放された。
31日にはマーティン郡巡回裁判所で、アルコールまたは薬物の影響下での運転容疑を否認。陪審員裁判を請求したと報じられている。なお、尿検査の拒否は、フロリダ州では軽犯罪に該当するという。4月23日に初公判が予定されていたが、ウッズはこれを放棄したことで、最初の審問のために出頭する必要がなくなった。
また、同日に提出された宣誓供述書によると、ウッズは事故当時について「携帯電話を見ながらラジオのチャンネルを変えていた」と説明。さらに、ズボンのポケットからはオピオイド系鎮痛剤『ヒドロコドン』が2錠発見され、「少し摂取した」と答えたという。
ヒドロコドンは処方箋があれば米国で入手可能な鎮痛剤で、中等度から重度の痛みの緩和に使用される。一方で、副作用や依存性の強さが問題視されている。
なお、ウッズの弁護人にはダグラス・ダンカン氏が就いたと伝えられた。同氏は2017年、ウッズがフロリダ州の路上でハンドルを握ったまま停車して眠っていたところを発見され、その後、薬物下で運転していたことが発覚した裁判でも代理人を務めている。(文・武川玲子=米国在住)