PGAツアー
米国男子
ファーマーズ・インシュランス・オープン
日程 2024年1月24日-1月27日賞金総額 $9,000,000
TV/ネット放送予定「あとできっと泣く」陽気なフレンチ・チャンピオン誕生!【舩越園子コラム】
フランスのマチュー・パボンが米ツアー初優勝。歴史に名を刻んだ。
所属 ライター
舩越 園子 / Sonoko Funakoshi
配信日時: 2024年1月29日 03時00分
Round 4 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -13 | マチュー・パボン |
2 | -12 | ニコライ・ホイガード |
3 | -11 | スティーブン・イェーガー |
3 | -11 | ネイト・ラシュリー |
3 | -11 | ジェイク・ナップ |
6 | -10 | ユ・チュンアン |
6 | -10 | ボウ・ホスラー |
6 | -10 | トニー・フィナウ |
9 | -9 | ルドビグ・オーバーグ |
9 | -9 | ザンダー・シャウフェレ |
米国男子ツアーの「ファーマーズ・インシュランス・オープン」は例年通り、今年も水曜日から土曜日の4日間という変則日程で開催された。
最終日となったサタデー・アフタヌーンのリーダーボード上段には、ドイツ、デンマーク、米国といった国際色豊かな顔ぶれが並んでいたが、その大接戦から抜け出して勝利を挙げたのは、フランス出身の31歳の新人、マチュー・パボンだった。
首位と1打差の2位タイで最終日をスタートしたパボンは、1番でボギーを喫したものの、4つのバーディーを奪い返して単独首位へ浮上。2位に2打差を付けて上がり3ホールを迎えた。
終始、表情を変えず、粛々とプレーしていたパボンは、16番でバンカーにつかまりながらも落ち着いたプレーぶりでパーセーブ。しかし、17番では90センチのパーパットを外してボギーを叩き、2位に1打差で最終ホールへ。さすがに緊張の色が見て取れた。
トリーパインズ(サウスコース)の18番(パー5)は全米屈指の難ホールだ。パボンのティショットは左のフェアウエイバンカーにつかまった。
「キャディはレイアップも提案したが、僕はできる限り前へ行くと決めた」というパボンの第2打は、彼の言葉通り、前方には進んだものの、深いラフに沈んだ。しかし、重いラフから力いっぱい振った第3打は、見事にグリーンを捉え、ピン方向へ転がり寄った。そして、3メートルのバーディパットがウイニングパットとなり、勝利を決めたパボンは右拳を握り締めてガッツポーズを取った。