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米ツアーで33年ぶりのアマチュアV 一方、日本ツアーでは?

米ツアーでは20歳の大学生、ニック・ダンラップ(米国)が33年ぶりのアマチュア優勝を達成。一方、日本ツアーでは?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年1月22日 15時00分

<ザ・アメリカンエクスプレス 最終日◇21日◇PGAウエスト スタジアムC◇7187ヤード・パー72>

米国男子ツアーにニュースターが誕生した。アラバマ大2年生の20歳、ニック・ダンラップ(米国)がトッププロたちを抑え、トータル29アンダーで優勝。アマチュアVは1991年にアリゾナ州立大生だったフィル・ミケルソン(米国)が「ノーザンテレコム・オープン」を制して以来、33年ぶりの快挙となった。

33年前はミケルソンがアマチュアV【写真】

昨夏に「全米アマ」を制し、タイガー・ウッズ(米国)以来となる全米アマと「全米ジュニア」の2大タイトルを獲得している若き才能は、「PGAツアーでプレーすることを夢見て育ってきたし、PGAツアーで優勝するためにパットを決めたばかりだ。これが僕の夢だった」と感慨に浸った。

一方、国内男子ツアーでは2007年に石川遼が「マンシングウェアオープンKSBカップ」で27年ぶりのアマチュア優勝を果たすと、11年に同級生の松山英樹もアマVを成し遂げた。

そして、19年の金谷拓実以降この“トレンド”は加速。21年に中島啓太、22年に蝉川泰果、23年に杉浦悠太がアマVを達成し、3年連続の快挙となった。

米国男子ツアーは世界最高峰の選手層であることに加えて、実力のあるアマチュアは早めにプロ転向する傾向にある。ミケルソン以降、33年もの月日が空いたのはこのためだ。だが、ダンラップという若きスターの出現によって“潮目”が変わり、これからは米ツアーでもアマチュア優勝がトレンドとなるのか、注目だ。
 
【国内男子ツアー歴代アマチュア優勝】
倉本昌弘:1980年「中四国オープン」
石川遼:2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」
松山英樹:2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」
金谷拓実:2019年「三井住友VISA太平洋マスターズ」
中島啓太:2021年「パナソニックオープン」
蝉川泰果:2022年「パナソニックオープン」、「日本オープン」
杉浦悠太:2023年「ダンロップフェニックス」

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