“全英覇者”スチュワート・シンクは平均300Y超の圧倒的な飛距離が一番の武器
1993年生まれ、米国出身。52歳
2009年の「全英オープン」で、トム・ワトソンとのプレーオフを制したのが印象的です。シンクの場合はPGAツアーにいたい気持ちが非常に強くて、ルーキーイヤーはシニアにはあまり出場していませんでした。昨年は出場11試合で9度もトップ10に入り、初優勝もしました。結局、PGAツアーではシードを獲れなかったので、シニアに切り替えたようです。
彼は300ヤードを超える圧倒的な飛距離が一番の武器です。ただ、曲がるので諸刃の剣でもある。それでも平場(メジャー以外)のシニアのセッティングは、すごくラフが深いわけではないので、曲がっても何とかなったりはします。
あとはアプローチがクロスハンドなんですよね。グリーン周りに少し不安を抱えつつ、パッティングもそんなに得意ではない。ティショットの出来次第みたいなところはあります。さらに、プレッシャーがかかったときに荒れる傾向があるのも不安要素。パー5は全部2オンできてイーグルが獲れるセッティングなら、彼の強みが発揮できるかなと思います。
【スチュワート・シンク 米シニアツアー成績】
今季1勝、通算2勝