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初出場の平田憲聖が6位と大健闘 2週後のメキシコ戦は「チャレンジしない理由はない」

日本開催の米国男子ツアーは、最終ラウンドが終了。平田憲聖が6位タイに食い込んだ。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2023年10月23日 08時00分

<ZOZOチャンピオンシップ 最終日◇22日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
 
ZOZO初出場の平田憲聖は大健闘の6位タイで大会を終えた。本人にとっても「最初始まるときはこんな1週間になると思っていなかった」と驚きの結果となった。

カート道からショットを放つ松山英樹【写真】

8位タイで終えた「日本オープン」の後、スイングの調整を行い「日に日によくなっていった」というショットで多くのチャンスを生み出した。バーディ数は4日間で全体3位の18個と、ショットに加えてパットも好調だったことがうかがえる。
 
また今大会、平田にとって鬼門となった9番もキーポイントだった。4日間すべてボギーとしたこのホール。2日目と3日目はこのボギーを境に後半失速する傾向にあったが、最終日は違った。「今日はボギーでいいや」と意識を変えたのだ。これが功を奏し、後半を2つ伸ばした平田は、4日間で自己ベストの「66」をマーク。それでも、「欲を言えばもう少し伸ばしたかった」と納得のスコアにも、内容には満足していない。
 
そこは、「やっぱり日本開催ということで日本人に有利なこともあるので」という思いもある。PGAツアーの選手と回り「飛距離だけでなく、ショートゲームもうまい」とトッププレーヤーの技術を目の当たりにし、自分がどのレベルなのか、現在地も分かった1週間となった。
 
トップ10に入ったことで、2週後にメキシコで行われる米ツアー「ワールドワイド・テクノロジー選手権」の出場権を獲得。「チャレンジしない理由はない」と強い眼差しで出場を明言した。また、『将来は米ツアーに挑戦したいか?』と聞かれると「そうですね」と即答。続けて、「やっぱり世界最高峰の舞台だし、小さい頃に見てきたタイガー・ウッズもいる所だから憧れはあります」と理由を話す。今回感じた課題を成長の糧にして、メキシコ戦に備える。(文・齊藤啓介)

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