9月上旬には、今年3月に交通事故を起こし、DUI(飲酒・薬物影響下での運転)などの容疑で逮捕されたタイガー・ウッズが、フロリダ州の裁判所に出廷。司法取引に応じたことで罪は軽減され、5年間の運転免許停止と1500ドルの罰金の支払いが命じられた。
気になるのは、ウッズが今後、戦線に復帰できるのかどうか、復帰する意思や意欲があるのかどうか。だが、そこはウッズと神のみぞ知るところである。
そんなふうに、昨今のゴルフ界では目まぐるしい動きが見られたのだが、日本にとってうれしいニュースもいくつかあった。
損害保険大手のSOMPOが、PGAツアーが28年から開始するチャンピオンシップ・シリーズの大会のタイトルスポンサーに名乗りを上げ、正式決定したことが発表された。SOMPOは27年、カリフォルニア州ナパで開催されてきたフォールシリーズの大会のタイトルスポンサーを務め、その上で28年からはチャンピオンシップ・シリーズの大会をスポンサードすることになった。
かつてPGAツアーには、ホンダ、日産、NEC、ブリヂストン、フナイ(船井電機)といった日本企業の名を冠した大会がたくさんあった。しかし、時代の変化に伴い、そうした名前は徐々にPGAツアーから消えてしまった。
今季はソニーとベイカレントのみで、そのソニーも来季からはPGAツアーではなくシニアの大会のスポンサーへ移行する。そんな中、SOMPOがタイトルスポンサーになることは、日米ゴルフ界の絆が強まることを期待させる朗報だった。
そして、日本のエース、松山英樹が依然としてPGAツアーのトップレベルに居続けていることも、日本にとっては大いなる朗報である。ツアー選手権終了後の今季賞金ランキングでは22位、生涯獲得賞金ランキングでは6816万524ドル(約109億円)で11位となった。この数字には驚かされた。まさに、松山の安定性の高さと息の長さの賜物である。
今月半ばには、米国選抜と世界選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」が開催される。松山は世界ランキングに基づく上位6名の1人として、自動的に世界選抜チーム入り。今回は7度目の出場となる。そして、久常涼もキャプテン推薦を受けて初出場することが決定した。
SOMPOの登場、松山の奮闘、久常の台頭。男子ゴルフの世界でも、日本の存在感は少しずつ増し始めている。(舩越園子/ゴルフジャーナリスト)
