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“金”が“銅”を追う最終日 シェフラーは7差逆転へ「ヒデキにプレッシャーをかけたい」

パリ五輪の再現か? 金メダリストのスコッティ・シェフラーが“表彰台”を狙う。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2024年8月18日 13時50分

<フェデックス・セントジュード招待 3日目◇17日◇TPC サウスウィンド(米国)◇7243ヤード・パー70>

風が吹いた3日目はスコアが伸び悩んだ。スコッティ・シェフラー(米国)は4つのバーディを奪ったが、ボギーも3つ記録して「69」。「カップに何度か蹴られてしまった。すごくいいパットを打ったという感触がなかった」とプレー中はいらだちを露わにするシーンもあった。

松山英樹と表彰台で自撮り【写真】

2番パー4でティショットをバンカーに入れてボギーを喫したが、3番パー5ではバンカーからきっちり寄せてバーディ。しかし7番パー4で2メートルが入らずボギーに。その後は3バーディを奪ったが、17番パー4では第2打をグリーン右に外すと寄せきれずにボギーを叩き、最終18番は7メートルのバーディパットがカップをかすめて通り過ぎた。

「このコースは伸ばせるチャンスがある一方で、トラブルも多い。とくに池の多いバックナインはなかなかピンを攻めて行くことができない」。単独首位に立つパリ五輪・銅メダリストの松山英樹とは7打の差が開いた。「だからいいスタートをしなければいけない。ヒデキはすごくいいプレーをしている。自分もベストなプレーで彼にプレッシャーをかけるよ。それでどうなるか楽しみだ」と不敵に笑った。

パリ五輪ではトップを行くジョン・ラーム(スペイン)と一時は5~6打差も離された。だが、リーダーボードを見て「普段よりもアグレッシブに攻めた」とバックナインで「29」をマークし、大逆転で金メダルを手中に収めた。

「ボードを見てもちろん戦略を変えていく。だから、あすはヒデキにプレッシャーがかけられるようにプレーしたい」と闘志を燃やしている。「あしたヒデキに5、6アンダーでプレーされてしまったら、簡単にとらえることはできないけれど…。でも、まだ僕の戦いは終わっていない」。全力での追い上げを誓った。(文・武川玲子=米国在住)

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