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ソールにウェートが16個も! アダム・スコットが1年半前から使う青色長尺パター

アダム・スコット(オーストラリア)が「日本オープン」に続き、2週連続で日本での戦いに臨む。そのパターはちょっと変わっている。

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年10月19日 09時45分

ド派手な仕様もテクノロジー満載 アダム・スコットのパターがとにかく目立つ
ド派手な仕様もテクノロジー満載 アダム・スコットのパターがとにかく目立つ (撮影:岩本芳弘)
アダム・スコットが使う『MEZZ.1 MAX AS Inspired』。ソールには16個のウェートが並ぶ
シャフトの延長よりもフェース面がかなりターゲット側に出ている
ノンインサートのフェース面
ほかのメーカーにはない形状をしている
シャフトは黒いカーボン
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アダム・スコットが使う『MEZZ.1 MAX AS Inspired』。ソールには16個のウェートが並ぶ (撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇18日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
 
前週予選落ちに終わった「日本オープン」に続き、2週連続の日本での戦いに臨むアダム・スコット(オーストラリア)。「ZOZOチャンピオンシップ」には19年以来2度目の出場で、「先週は残念な結果だったけど、今週の準備にはなった。天気も良さそうだし、コースも素晴らしい。日本でPGAツアーをプレーできるのが楽しみ」と語った。

アダム・スコットのパターはちょっと変わっている?

アダム・スコットのパターはちょっと変わっている? (撮影:岩本芳弘)

長尺パターでプレーする2013年のマスターズチャンピオンは、日本ではあまり見たことがない形のパターを愛用している。スコットのイニシャルがモデル名にもなっているL.A.B GOLFの『MEZZ.1 MAX AS Inspired』だ。ツノ型の青色のソールには、実に16個もの円柱状のウェートがところ狭しと並んでいる。

シャフトはヘッドの真ん中から伸びており、構えたときにはシャフトの延長線上よりもターゲット側にフェース面が出るオンセットが強め。そして、長尺パターというとスチールシャフトが挿さっていることが多いが、スコットのそれには黒いカーボンシャフトが使われている。

青色長尺パターについて本人に聞くと、「ファンタスティックで素晴らしいテクノロジーを含んでいるところがポイント。バランスを取りやすいところをとても気に入っているね。多くのメーカーが長尺パターを扱っているわけではないので、自分に適したパターだと思っているよ」と返ってきた。

「18カ月前から使っている」という『MEZZ.1 MAX AS Inspired』。パッティングのスコアへの貢献度を表す『ストロークス・ゲインド・パッティング』では、スコットは今季『0.462』で全体18位に位置する。

また、このパターを使っているのはスコットだけではない。ルーカス・グローバー(米国)が8月の「ウィンダム選手権」と「フェデックス・セントジュード招待」で、2週連続優勝したときに握られていた少し短めの長尺パターも『MEZZ.1 MAX AS Inspired』だった。
 
前週の日本オープンではグリーン上に苦しみ、予選落ちを喫したスコットだが、今週は「先週とはグリーンのコンディションが違っていて、今週はパッティングのフィーリングはいいので問題ない」と自信を見せる。信頼を置く青色の長尺パターで、前週のうっぷんを晴らすバーディラッシュといきたい。(文・下村耕平)

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