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ライダーカップ米国チームに“サプライズ”「決断は難しかった」 注目された“選手兼任主将”が誕生しなかった理由は?

ライダーカップ米国チームの主将選出選手が発表されたが、そこでサプライズが。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2025年8月28日 11時00分

注目を集めた“選手兼主将”は誕生せず。キーガン・ブラッドリーの決断理由は?
注目を集めた“選手兼主将”は誕生せず。キーガン・ブラッドリーの決断理由は? (撮影:GettyImages)

27日、ライダーカップ米国チームのキャプテン選出5名が発表された。注目されたのは、主将を務めるキーガン・ブラッドリーが62年ぶりとなるプレーイングキャプテン(選手兼主将)誕生なるか?だったが、自身の選出はなかった。

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ブラッドリーが選んだ6選手は
・ジャスティン・トーマス
・コリン・モリカワ
・ベン・グリフィン
・キャメロン・ヤング
・パトリック・キャントレー
・サム・バーンズ
 
そしてポイントで選出された6選手は
・スコッティ・シェフラー
・ザンダー・シャウフェレ
・J.J.スポーン
・ラッセル・ヘンリー
・ハリス・イングリッシュ
・ブライソン・デシャンボー

これで12名の米チームが完成した。
 
ブラッドリーは6月に「トラベラーズ選手権」を制するなど好調で、ポイントランキングは8月18日時点で11位に入っていた。欧州チームのキャプテン、ルーク・ドナルド(イングランド)に「プレーイングキャプテンのプレー中は、バイスキャプテンがキャプテンを務めることができる」などルール変更も打診。ドナルド・トランプ米大統領まで「キーガンは自身を選ぶべき」とソーシャルメディアに書き込んでいた。アーノルド・パーマー以来のプレーイングキャプテン誕生かと思われていただけに、ブラッドリーの決断は“サプライズ”として報じられた。

しかしながらブラッドリーは自身がプレーしないことを「しばらく前」に決めていたのだという。「この48時間でしっかりチームは整っていた。慌てるようなことは何も起きなかった」とテキサス州フリスコのPGA・オブ・アメリカの会見で話した。そして「この決断はとても難しかった。正直に言うと、プレーしようと思っていた時期もあった。しかし彼ら選手はメジャーで自分の力を発揮し、自分の力でチームに選ばれた。そのことをとても誇りに思う」と続ける。

39歳のブラッドリーは2023年に、米国チームのポイント11位だったにもかかわらず、キャプテンのザック・ジョンソンに選出されず、下位のリッキー・ファウラーやジャスティン・トーマスが選ばれたという過去も持つ。同年は結果的に米国チームは欧州に惨敗した。

「チーム入りできなかったのは心が張り裂けるようだった。だけどキャプテンの役割を担うことに選出された。だから最高のキャプテンになることが目標だ」とすでに気持ちは“主将に専念”で固まっている。戦いたい気持ちがある正直な気持ちを明かしながらも、「これが正しい選択だと100%確信している」と改めて強調した。(文・武川玲子=米国在住)

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