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練習場からスタンディングオベーション受けたタイガー・ウッズ「最高だった」

練習場からスタンディングオベーション受けたタイガー・ウッズ「最高だった」

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年4月6日 10時00分

マスターズ 初日◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

マスターズ」の舞台には、やはりこの男の姿が似合う。2015年大会以来の出場となったタイガー・ウッズ(米国)。初日を3バーディ・4ボギーの「73」、1オーバー・29位タイで終えた。

【連続写真】タイガー・ウッズ 2018年最新スイング

朝の登場から会場は熱気を帯びた。「練習場からスタンディングオベーション。1番ティに向かうときはクラブハウスからも人が出てきてくれた。最高だった」と、3年ぶりの舞台にタイガーでさえ感無量。スーパースターの登場で、会場は最高の盛り上がりを見せた。

「ここに戻ってこられて本当にうれしい。この数年は食事をしにきただけだったから。プレーできることがうれしかった」と、近年は大会前に催されるチャンピオンズ・ディナーのみの出席。熱狂的なファンの前でのプレーをウッズ自身が一番喜んだ。

復帰初日は苦戦した。3番でバーディが先行したが、4番、5番と連続ボギー。「イーブンパーに戻したかった。とにかく強く戦った」と、後半の巻き返しを図ったが、11番ではティショットを右の林に打ち込みボギー。続く12番でもトラブルに見舞われた。

12番パー3のティショットは、グリーン手前の池にはまった。後方にドロップして3打目はグリーンにかろうじて残った。「(ダブルボギーで)4オーバーにはしたくなかった。あのボギーは重要だった」と、5メートルのボギーパットをねじ込んで、スコアを1つ落としながらも生き残った。「コースの状態を考えると、抜け出すのは難しいが、滑り落ちるのは簡単」と、踏みとどまったのが大きかった。

「13番、15番のパー5で取り戻したかった」と、得意のパー5でバーディをもくろんだが不発。代わりに14番と16番でバーディ。ここでも大喝采を浴びた。「トーナメントに戻ることができた。週末のリーダーボードは多くの選手でにぎわうと思う。このスコアなら悪くない」。納得の表情を見せたウッズ。05年以来の大会5勝目ははっきりと視界に入っている。(文・高桑均)

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