ナップもタバタナキトも米ジュニアゴルフ界で名を轟かせ、UCLAに進んでからはカレッジゴルフでも大活躍した。タバタナキトは2021年にプロ転向後、早々に「ANAインスピレーション」(現シェブロン選手権)を制し、ルーキーにしてメジャー初優勝。今季は「ホンダLPGAクラシック」で勝利して通算2勝目を挙げた。
一方で、ナップのプロキャリアは、なかなか輝いてくれなかった。2016年以来、草の根のミニツアーや下部ツアーでの下積み生活を続けていたが、今季初めてPGAツアーに辿り着くと、早々に「メキシコ・オープン」を制し、ルーキーにして初優勝を挙げ、一気に花開いた。
今年のナップの初優勝とタバタナキトの2勝目は、偶然にも、どちらも2月25日。同じ日に優勝トロフィーを掲げた2人が、この大会でともにピンチを乗り越え、チャンスをモノにしながら戦った3日間54ホールは、日ごろは目にすることができない熱戦で、運命的なものさえ感じられた。
「すべてが楽しかった。ジェイクとペアを組んだことで、とてもいい化学反応が得られて良かった」とタバタナキトが語ると、ナップも「一年の素晴らしい締めくくりができた。良いクリスマスが迎えられる」と満面の笑み。
男女混合チーム戦の良さが再確認できた、賑やかで楽しい大会だった。
文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
