世界最高の舞台で昨年度日本の賞金王が輝いた。
遼、憧れのマスターズは悔しい予選落ち…
米国男子メジャー第1戦「マスターズ」の最終日。首位と5打差の6位タイでスタートした片山晋呉はこの日も快調なゴルフを披露。出だしの2番でバーディと幸先の良いスタートを切ると、5番でのボギーの後、7番でもバーディを奪取。後半に入るとさらに勢いは増し、13番でこの日3つ目のバーディ、16番、最終18番も見事なバーディを奪いこの日4つスコアを伸ばしてフィニッシュ。後半はノーボギーと素晴らしい内容でトータル10アンダーの4位で8度目のマスターズを終えた。
「最高の経験をさせてもらいました。今までは悔しい思いしかしていなかったので、やっと、自分のやってきたことが花開いたなあと思います。自分のイメージ以上のゴルフができました」と今年のマスターズを振り返った片山。「メジャーの優勝争いしてるって言うレベルでの緊張はなかった。これを繰り返しやってれば、いつかメジャーでもチャンスはくる」と、世界の舞台でのさらなる躍進に自信をのぞかせた。
今大会、日本のゴルフの力をしっかりと世界に見せ付けた片山。「17歳の石川くんも出てきて、僕がこういうことをやれば、日本のゴルフ界も盛り上がるんじゃないかなあと思います」と今週開幕を迎える国内男子ゴルフ界に向けコメント。進化した姿を見せオーガスタを攻略した賞金王が、17歳のニューヒーローと共に国内ツアーを牽引する。