米国男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」で3連覇の偉業に挑む松山英樹。その前に今大会で3連覇に挑んだ選手を振り返ってみたい。
【関連写真】海外メディアも松山英樹のスイングに注目 連続写真解析
1932年にアリゾナ・オープンとして始まった今大会は今年で第80回目。過去に連覇を達成した選手は松山を含めて6人おり、最初に達成したのがベン・ホーガン(米国)で46年、47年大会を制している。だが、3連覇を狙った48年、ホーガンは15位タイに沈んだ。
その3年後にジミー・デマレット(米国)が連覇。1回目の優勝はホーガンに競り勝っての価値あるものだった。さらに翌々年からロイド・マングラム(米国)が達成。つまり47年からの8年間で3人が2年連続で優勝したことになる。だが、デマレットは17位タイ、マングラムは21位タイといずれも3連覇には手が届いていない。
そこから8年空いた61年からアーノルド・パーマー(米国)が史上初となる3連覇を達成する。初年度はプレーオフ、2年目は2位に圧巻の12打差。そして3年目は1打差接戦とそれぞれ異なる勝ち方で今大会初となる3連覇が生まれた。その翌年、64年にそのパーマーの4連覇を止めたのは帝王ジャック・ニクラウス(米国)。パーマーは首位と4打差の3位タイに終わっている。