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「いい人々」が競い合ったCJカップ【舩越園子コラム】

「いい人々」が競い合ったCJカップ【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2017年10月23日 12時03分

先週、韓国で初開催された米ツアーのCJカップは予選カットのない4日間大会。出場選手78名中60名はフェデックスカップ上位者、残る18名はスポンサー推薦などからの出場とされるこの大会はエリート・フィールドになるはずだった。

ラッキーバーディでおちゃめな表情を見せるトーマス

用意された賞金も総額9・25ミリオンダラーと気が遠くなる高額。優勝賞金1・665ミリオンは日本円にすれば2億円に届きそうな勢い。単独2位でも99万9000ドルで、ほぼ1億円。これだけ魅力的な賞金が用意されたら、ひと昔前なら選手たちはこぞって出場していたはずである。

だが、近年は高額賞金が当たり前と化しているせいなのか、それとも新設大会であることや治安面を警戒したのか、蓋を開けてみれば、米ツアーのトッププレーヤーは数えるほどしか出場しなかった。

しかし、優勝争いを演じたのは、その数少ない米ツアーのトッププレーヤー、ジャスティン・トーマスマーク・リーシュマンだった。2人とも、今大会に出ようと考えた背景には、それなりの理由があった。

トーマスは2015年に米ツアーにデビュー後、初優勝を遂げたのがその年の秋のCIMBクラシック。翌年も同大会を連覇し、アジアには好印象を抱いている。今年もディフェンディングチャンピオンとして先週はマレーシアに赴き、その足で今週は韓国へ。昨年同様、好調の波をまずアジア発で作り出し、それからゆっくりオフを取って、年明けのハワイへとつなげていく作戦だ。

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