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プレジデンツカップ連敗、大敗の世界選抜には、これから何が必要なのか?【舩越園子コラム】

プレジデンツカップ連敗、大敗の世界選抜には、これから何が必要なのか?【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2017年10月2日 17時04分

それにしても、今回、これほど大差がついたのは、なぜだったのか。初出場の選手は世界選抜が4名、米国選抜はそれより多い6名ゆえ、「不慣れ」が原因とは言い難い。

世界選抜のエースと期待されていた松山英樹は不調で3日目までは勝利数ゼロ。最終日は「今できる限界を出した」という必死のプレーで、ようやく1勝を挙げたほどで、彼自身のみならず、世界選抜の選手は「みんな調子が悪かった」と松山は振り返った。

その通り、世界選抜にはメジャーチャンプもたくさんいたが、ジェイソン・デイアダム・スコットもシャール・シュワーツエルもルイ・ウーストハウゼンも、みな不調で大会を迎え、大会でもやっぱり不調だった。

米国選抜のほうは、どうだったのか。副キャプテンを務めたタイガー・ウッズは「僕らのチームの選手は飛距離も出ていたし、何よりパットをよく決めていた。今回の米国選抜はベスト・パッティング・チームだった」と、パットの勝利を強調。

ライダーカップも合わせるとチーム対抗戦で23回目の出場となったフィル・ミケルソンは「僕らは好調な選手、いい流れで大会を迎えた選手ばかり。そして誰もがベストなプレーをした」と振り返った。

米国選抜の選手たちが好調の波の中で大会を迎えたことは、たまたま起こった偶然ではなく、そうなるように選手たちが務めてきたからこそであろう。「ライダーカップでは僕ら米国も惨敗したことがあったけど、なぜ大敗したのかを僕らは真剣に考え、米国優勢の流れへ持っていく術を見い出した」とは、ウッズの言。
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