歴代優勝者のジョニー・ミラーらが優勝候補筆頭に推すなど海外の識者たちも注目する世界ランク2位の松山英樹。ダスティン・ジョンソン(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)らビッグネーム達が軒並み調子が上がらずにいる中、ここまで順調な仕上がりを見せている。
松山や海外のトッププレーヤーの特選写真はフォトギャラリーで
松山自身はこの日の練習ラウンドを終えて「ショットは悪くはないけど、良くもないという感じ。パッティングはわからないです」と淡々と話したが、練習ラウンドを共にした谷原秀人、宮里優作らはその目に状態の良さを見たようだ。
全米オープン以来の同組でのラウンドとなった宮里は「状態いいですね。ちょっと集中したらいいスコアが出そうな感じ。アイアンの入りが素晴らしい」とショットのクオリティの高さを目の当たりにした。リンクスという特殊なコースに対しても「しっかり引いてできているし、クレバーだなと思う。スコアメイクの仕方を知っている」と目をみはった。
「アイリッシュオープン」から3週間行動を共にしてきた谷原も「アゲインストでもいい球が打てていた。風が強くて難しいけど、気合いが入ってきてどう転ぶかによると思う」と話した。あとはその実力を本戦で発揮できるかによるが、その点にも不安はないという。「バチッとはまるというか。彼の場合は大きい大会になれば、ハタから見ていると勝手に上がっていく。精神力なのか知らないですけど、そういう部分でしょうね」。