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「目まぐるしい」を乗り越えたJ・ダフナーの勝利の背景【舩越園子コラム】

「目まぐるしい」を乗り越えたJ・ダフナーの勝利の背景【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2017年6月5日 12時07分

そして、昨今の若い選手の筆頭、世界ナンバー1のダスティン・ジョンソン(米国)は、マスターズの際に階段から転落して腰を痛めて以来、それ以前のような「無敵のDJ」に戻り切れてはいない。今週は初日に“78”を叩き、予選落ち。そんな展開になることをマスターズ前に一体誰が予想できたであろう。

大会3日目のラウンド後には、米国の国民的スターであるフィル・ミケルソンが長女のハイスクールの卒業式を優先し、全米オープンを欠場する可能性が濃厚であると発表した。

全米オープンで優勝すればキャリア・グランドスラム達成となる。だが、それよりも家族を優先するミケルソンの決断は、米国では「さすがだ」と絶賛されている。

そんなふうに次々にいろんなことが起こる中、優勝争いに浮上したのはジェイソン・ダフナー(米国)だった。オハイオ出身の地元選手。2000年にプロ転向し、現在40歳。ダフナーの人生にも次々にいろんなことが起こった。

下部ツアー時代からパットの名手と呼ばれながら、米ツアーではなかなか勝てず、かつては親友の今田竜二にパットのアドバイスをした途端、今田が初優勝を挙げたという出来事は今も忘れられない。

ダフナー自身は2012年に「チューリッヒクラシック」で初優勝を挙げ、同年5月に「バイロン・ネルソン選手権」で2勝目を達成。

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