米国男子ツアー「バルスパー選手権」の初日。第1ラウンドは日没サスペンデットとなったが、日本勢で唯一この大会に参戦している石川遼は4バーディ・2ボギーの“69”でホールアウト。2アンダーで暫定24位タイとまずまずの位置につけた。
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石川はインコースからスタート。ボギーが先行し、前半は出入りのあるゴルフだったが“蛇の穴”と呼ばれる難ホールの1つ18番ではセカンドショットをラフから「結構ギリギリだったんですけど180ぐらいあって。6番アイアンで思い切り打って」、2メートルに付けバーディを奪取。スコアをイーブンにして折り返した。
後半は3番から連続バーディを奪取。そして6番ではティショットを右の林に打ち込んだが「ピンまで200ヤードぐらいだったと思う。5番アイアンで打ってグリーンの手前でもよいかなと思ったのが届いてくれた」と上手くのせてパーをセーブ。つけたラインは難しかったそうだが、スコアを落とすことなくフィニッシュした。
「ショットは自分でうまくいってないなという感じ、アプローチもよくないっていう感じ。ちょっとなんでこのスコアでたのかわからない感じ」と本人的には決して満足がいく内容ではないという。少し良くなってきたのはアイアンショット。「少ないチャンスをものにできた。アイアンが良い方向に行った時に距離感もあって、パッティングも決まってくれてという感じ」とこの日はプレーが上手く噛み合ってくれた。
「明日のラウンド中に気づいたこともどんどん吸収していって直していければなと思う」とまだ試行錯誤中だという石川。報道陣への対応が終ると、小走りで練習場に向かった。