2年連続で勝負はプレーオフに持ち込まれた。18番、18番、10番と行われた3ホールはお互いにパー。そして、昨年勝負を決めた17番では、シンプソンが6メートルのパーパットを外し、松山が3メートルのバーディパットを沈めて勝負を決めた。
「ショットの感触はよくはなかったけど、フェアウェイに行っていたし、グリーンもとらえていた。勝つことができてよかった」と、ショットは納得のいく状態ではなかったがフェアウェイキープ率85.71%、パーオン率72.22%を記録。ミスしても大けがしない安定感と、この日22ホール、ノーボギーと粘れる強さを見せた。
「昨年は体力的に余裕があったけど、今年は早く終わってくれと思っていた。体力面が課題」。メジャー初戦のマスターズに向けて、「不安な部分がたくさんあるので、そこは少しでも取り除いていけるようにがんばりたいと思います」と、日本人の米ツアー優勝記録を更新し、次は日本人初のメジャー制覇に目を向けた。