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「このコースは多くの選択肢がある」とT・ウッズが評したキングストン・ヒースGC

「このコースは多くの選択肢がある」とT・ウッズが評したキングストン・ヒースGC

配信日時:2016年11月22日 13時02分

<ISPSハンダワールドカップ・オブ・ゴルフ 事前情報◇22日◇キングストン・ヒースGC(7,111ヤード・パー72)>

 今回のワールドカップの舞台となるのはオーストラリア・メルボルンから南東、車で約30分の場所にあるキングストン・ヒースGC。ドン・ソーターの設計で1925年にオープンし、当時はパー5が12ホール、パー3が2ホールという、合計パー82のコースだった。その後、改修が行われてパー72(7087ヤード)のコースに生まれ変わっている。

2009年のオーストラリアン・マスターズで優勝したタイガー・ウッズ

 創設当時はほかのゴルフ場と比べて距離が長かったといえるが、近代ゴルフにおいてはスタンダードなヤーデージ。パワーゲームが主流となった今では、むしろ距離は短いともいえるが、それでもロイヤル・メルボルンGCとともに世界のゴルフ界において評価を得ているのは、自然も含めた巧みなハザードと、常に上質に保たれているコースメンテナンスにあるといえるだろう。

 もともと穏やかな起伏の土地に造られているうえに、バンカーはオーガスタ・ナショナルGC(米国)を設計したアリスター・マッケンジーが担当。特に特徴的なのは15番パー3で、グリーンの両側には大きなバンカーが口を開けて待っている。世界のトッププロが果敢にピンをデッドに攻めるのか、それとも安全にグリーン中央狙いをするのか見ものだ。

 ほかにも自然の傾斜やくぼみ、バンカー、ラフなどが絶妙に配置され、曲げればペナルティの代償は間違いない。風向きによって攻め方が変わるホールもあり、2009年のオーストラリアン・マスターズで優勝したタイガー・ウッズは、「このコースには本当に多くの異なる選択肢がある。ティグラウンドで、そしてグリーンの周辺でもだ。多くのゴルファーがキングストンヒースを絶賛しているし、私にもそれがなぜだか分かる」と評した。

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