米国男子ツアー2015-16シーズン開幕戦「フライズ・ドットコム・オープン」の最終日。トータル7アンダーの27位タイから出た松山英樹は5バーディ・2ボギーの“69”でスコアを3つ伸ばし、トータル10アンダーの17位タイでフィニッシュした。
松山英樹と予選落ちした岩田寛が…PGAフォトギャラリー
ここまでの3日間同様にパッティングに苦しんだ。前半は2番、3番と2メートル前後を決めて連続バーディとして好スタートを切るも、「その後が続かなかった。良い感じで打てていたけど、ラインが“ボール1個”違った」と中盤は停滞。グリーン上で流れを悪くすると、13番、14番では連続ボギーを叩いてスコアを落とした。
それでも、16番パー5でバーディ。最終18番では約5メートルのバーディパットを放り込むと「入る気がしない中で入ったんで、逆に自分がびっくりした(笑)」と苦笑しながらも、溜まったうっぷんは少し晴らしてホールアウト。プレーオフシリーズ、韓国でのプレジデンツカップと強行日程で時差ボケも残る中のシーズンの開幕としては上々の位置と言えそうだ。
松山も「アイアンがずっとフィーリングが合わなかったのがあったけど、それをどう合わせて行くか、1つ良いものが今週はみつかった。1つずつ良い状態のものが増えていけば良い」と前向きに総括。タイトなスケジュールにも「アメリカに来ていつも1週間とか2週間とか空けて試合をやっていたので、たまにはアリかと。いずれはまたこういうスケジュールになることもある。その時にこういう感じになるという勉強になった」と語った。