石川遼はPGAツアー再開を見すえて 国内締めくくりは15位
・合宿のテーマ
この合宿ではスイングの中で一番大事な部分をやっている感じです。“足で打っていく”というのが今年のテーマ。腕に力が入りがちで、ガチガチになっているわけではないけど、スイングの重心が高くなっていたかなと思うのでそこを重点的にやっているという感じですね。
実際成果は感じています。スイングと常に連動してトレーニングをしていて、例えばトレーニングを1つしたらそこを意識して素振りをするというメニューをやっている。15種目くらいあって、内股を鍛えたら内股を意識するつま先下がり、左足下がりから素振りしたり、股関節を鍛えたらクローズスタンスにしてドローを打つ素振りをしたり。いろんなシチュエーションでやっています。
ショットはほとんど打たず、打つ時で20球、30球くらい。ただその1球1球の内容が濃くて質も高い。打ち始めの1球目から自分の思ったとおりに体を動かせて、思った球を打てる体にはなっているので、内容としては非常に濃いですね。ただ球を打ってというのではなくて、まずはクラブを持たないで理想の動きができるようになってから、次はクラブを持って素振りで自分の理想の動きができるようになるというように、すり合わせをしていくのが大切だと思っています。
・具体的な練習方法
ただ時間を費やすだけではなくて、濃い練習ができています。例えば、自分を中心に半径10ヤードで360度20センチ間隔でティを刺して、真ん中から全部のティめがけて打っていく練習があるんですけど、傾斜地を使っているので全部のライが練習できるんですね。