松山英樹のクラブセッティング
ナと1打差の2位で迎えた正規の18番。ティショットを放った後ドライバーが折れるハプニングがあった。それでもショットはラフからフェアウェイに。気持ちを切り替えて1.5メートルのバーディチャンスにつけると、これをねじ込んでプレーオフに持ち込んだ。18番は最難関ホールだったが松山は4日間すべてでバーディを奪って見せた。
折れたドライバーはプレーオフで交換することができたが、松山はティショットで使い慣れた3番ウッドを選択。右のバンカーに入れたものの、ナがティショットをクリークに落とすミスショット。松山はセカンドもグリーンをオーバーするミスだったものの、3打目でグリーンをとらえると先にパーをセーブした。
米ツアー初優勝のかかる場面でドライバーが折れるという前代未聞のトラブルを強い精神力で乗り越えた松山。世界のトップが集まるエリートフィールドを気持ちと力でねじ伏せた。