米国男子メジャー初戦「マスターズ」。“泣き虫バッバ”が大きな大きなメジャータイトルを手にした。
マスターズ最終日松山、タイガーらのスコアをチェック!
トータル6アンダーの4位からスタートしたバッバ・ワトソン(米国)はスタートの1番こそボギーとするも、直後の2番、5番とバーディを奪い前半で1つスコアを伸ばしてバックナインに入る。同組でラウンドしたルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)が2番パー5で衝撃のアルバトロスを奪取し単独首位を走る中、12番はボギーとしたものの13番から怒涛の4連続バーディ。これで2番以降伸び悩んだウーストハイゼンをとらえてトータル10アンダーで並んでホールアウトした。
迎えたプレーオフ。18番で行われた1ホール目はワトソンが2メートルにつけながらもこれを決めきれず共にパー。10番で行われた2ホール目、ここでワトソンのティショットは右の林に入る大トラブル。ウーストハウゼンは当たりが薄かったもののセカンドカットに留まりグリーンを狙える状況だった。
しかし、ワトソンはここで林の中からインテンショナルフックでピン右手前のバーディチャンスにつけるスーパーショットを披露。一方のウーストハウゼンはセカンドをグリーン手前に外すと、アプローチも寄せきれずボギー。2パットでも優勝が決まったワトソンは、慎重に約30センチのウィニングパットを流し込むと、静かにボールを拾い上げその場で歓喜の涙を流した。