36ホール終了した現時点でのスコアは「131」。これはセント・アンドリュースで行われた全英オープンとしては、最小ストローク記録だ。好プレーの理由を聞かれ、「ただ忍耐強くプレーすることだと思う」と即答。「あとはスマートなゴルフをするだけ。上位に残るには絶対にスマートなプレーを心がけなければいけない」と続けた。
スミスの話す「スマート」とはカタカナ英語の「スマート」ではなく、頭を使ったクレバーなゴルフの意味。どこで攻めて、どこで引くか。大会前には母国のリンクスコースを引き合いに出し、セント・アンドリュースは「オーストラリアのゴルフコースを彷彿させる」と感想を述べて、得意なタイプのコースであると明かしていた。
「硬くて速いゴルフは、オーストラリア人だったら楽しめると思う」
そして、午後の遅い時間帯の最終組でのプレーとなるムービングサタデーでは、「おそらく硬くて速くなるはず。超難しくなると思うよ」と予想。無論、その表情からは余裕が見られた。
今季は3月に「ザ・プレーヤーズ選手権」を制して、マスターズでも上位争いに加わり3位タイでフィニッシュ。プレッシャーのかかる場面でもポーカーフェイスを貫いた。
