20年3月にはパンデミックで世界のゴルフツアーがストップ、新リーグ構想も立ち消えたのかと思われていたが、どうやらコロナ禍ノーマンは着々と進めていたよう。ノーマンはプレミア・ゴルフ・リーグとは別「スーパー・ゴルフ・リーグ」の新リーグ構想を目指し、21年10月に“リブゴルフ・インベストメント”(LIV Golf Investments)を設立、ノーマンがCEOに就任した。
同社はサウジアラビア政府系投資ファウンド、パブリック・インベストメントが過半数の株を所有する。彼らはアジアンツアーに2億ドル(約226億円)以上を投資、22年から10イベントシリーズとして中東などの世界で大会を開催することになり、こちらはすでに開始されている。そしてノーマンが筆頭となりチーム戦で世界のトップ48選手を集めて年間14〜15試合、チーム戦と個人戦を戦う「スーパー・ゴルフ・リーグ」は早ければ2023年開始を目指し巨額のマネーが提示されたという。そして今、日々めまぐるしく選手たちがコメントを発し始めた…。(文・武川玲子=米国在住)