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現在世界ランク20位も「恥…あと19上げないと」 ケプカが好相性大会でナンバー1奪還宣言

現在世界ランク20位も「恥…あと19上げないと」 ケプカが好相性大会でナンバー1奪還宣言

配信日時:2022年2月11日 12時11分

ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン 初日◇10日◇TPCスコッツデール スタジアムC(米アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>

開幕前日の会見で、「いい思い出がたくさんある。コースもすべてが好き。飛距離が出てフェードを打つ選手には合っているんだと思う」と自信を口にしていたのが、2015年、そして昨年と2度の大会制覇を成し遂げているブルックス・ケプカ(米国)。その言葉通り5アンダーをたたき出し、暫定ながら首位と2打差の3位タイと好発進した。

ケプカが強い球を打てる理由は左ひじにあり!【連続写真つき解説】

10番からスタートすると、いきなり前半から4バーディ(1ボギー)。さらい後半に入っても安定感は変わらない。まずは3番でスコアを伸ばすと、「いいショットが打てて、気持ちよかった」と最終9番をバーディで締めくくった。残り121ヤードの2打目を3.5メートルにつけて奪ったバーディで、「パターをうまく転がせて、とても満足しているよ」と気分もいい。

だが何よりもよろこんだのは、「少し調整した」というドライバーで、納得のいくショットが少しずつ出てきていること。フェアウェイキープ率こそ42.86%だったが、平均飛距離は316.4ヤードをマーク。「練習でも打つけど、実際にコースに出ると違う。試合で思い通りの球を打てたし、飛び、形もいい」と、今後への見込みが立ちつつある。

近年はヒザや手首などのケガに悩まされる時間を多く過ごしてきた。長期離脱を余儀なくされる時期もあったが、現在の状態は本人も納得できるまでに戻ってきている。こうなると気になるのは、“自らの立ち位置”。現在20位につける世界ランクだが、体が元気なだけに、もっとやれるはずという自負がある。「今の順位は恥。あと19は上げないと」。目指すのは20年2月に陥落して以降戻れていない、世界1位の座だ。

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