金谷拓実のグリップを接写【写真】
「アドレスでボールが遠いと、パターと左腕に角度ができますけど、近づいてパターを吊って構えることで左腕とパターが一直線になるんです」と金谷がいうように、前方からの構えを見てみると、左腕とパターが一直線になっている。
そして、クロスハンドで構えるため、右腕よりも左腕主導のストロークになる。「僕は右利きですけど、ストロークのイメージは左。そのほうがフェース面を感じやすいし、左腕とパターが一直線なので同調しやすいんです。ストロークのイメージは(円弧を描くのではなく)真っすぐです」と教えてくれた。
金谷がお手本にしたのは、米ツアーのパットの名手、スティーブ・ストリッカー(米国)。かつてはタイガー・ウッズ(米国)もストリッカーに教えを請い、ヒールを浮かせて打っていた。ボールの近くに立つと窮屈なので、「手の無駄な動きを減らせる」というメリットもある。
また、このクロスハンドグリップにも外から見ただけではわからない秘密がある。
