ジョン・ラームのトップは渋野日向子より低い【連続写真】
だが、それぞれの選手の流れは少しずつ変わり始め、流れが変わるとき、そこには多くの場合、バンカーがあった。
首位タイで最終日を迎えたラッセル・ヘンリー(米国)は出だしからガードバンカーにつかまってボギー発進。6番からは3連続ボギーを喫し、優勝争いから、ほぼ脱落。7番でも8番でも彼はバンカーにつかまり、スコアを落としていった。
前半で3つスコアを伸ばし、一時は2位タイまで浮上したブルックス・ケプカ(米国)は、しかし、パー3の16番でティショットをバンカーに入れ、ボギーで後退。18番でもグリーン脇のラフから目の前のバンカーへ入れてボギーの締め括り。優勝争いからの完全なる脱落となった。
8番のバーディで、ついに単独首位に躍り出て大観衆を狂喜させたブライソン・デシャンボー(米国)が、11番、12番で連続ボギーを喫した原因は、バンカーではなくショット、パットの乱れだった。だが、13番ではガードバンカーからの4打目でグリーンを大オーバーさせてダブルボギー。左のペナルティエリアに打ち込んだ17番では、4打目を打つ際の足がバンカーにかかり、またしてもグリーンを大オーバーさせて、ダブルスコアの「8」を叩いた。