「ギャラリーが入るということは選手にとってはすごくモチベーションが上がること。しっかりとそこに応えられるようにがんばりたいと思う」と表情は明るい。
今週の松山には別の感情も去来する。まもなく東日本大震災から10年の節目。東北福祉大出身の松山にとって仙台は第二の故郷だ。
「あっという間だった」と振り返りつつ、「もう10年経つんだなと思う。だからといって何ができるか分からないですけどね。プロゴルファーなので結果を出すしかないと思う。それを見て(みんなが)何か思ってくれればなとは思います。やっぱりこっちで優勝しないと、2位とか3位ではあまり日本で報道されない。優勝できるように頑張りたい」と故郷へ思いも馳せ、優勝を目指す。
