年明け2戦目の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」では19位タイに入ったが、他の3試合は16、17年と連覇した「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」も含めて40位台以降と松山にしては成績を出せていない。
「徐々に良くなりそうな雰囲気はあるんだけれど、なかなか最後のかみ合わせがというところで…。特にパッティングがかみ合っていないのは分かっている」と最大の課題にパッティングを挙げる。実際にスコアに対する貢献度を示すストロークゲインドでパッティングは「-.481」(193位)と大きくマイナスを示している。しかしソニー・オープンの2日目には後半ハーフで「28」をマークするパッティングの冴えをみせたところもある。
今大会は昨年5位タイ、一昨年は9位タイと2年連続でトップテン入りと相性は決して悪くない。「(オフウィークの)先週やったことが今週どうなるか。良い状態をキープできればおもしろいんじゃないかなと思う」と前向きだ。
4月の「マスターズ」まであと7週間。今週から次週の「WGC-ワークデイ選手権アット・ザ・コンセッション」、「アーノルド・パーマー招待」、「ザ・プレーヤーズ選手権」まで4連戦が予定され、さらにその後は「WGC-デルテクノロジーズマッチプレー」、「バレロ・テキサス・オープン」と連戦が続く。
「体調をしっかり気をつけることしかない」と気を引きしめる松山。4月にベストな状態を持って行くためにどうするか。ここからが勝負どころとなる。(武川玲子=米国在住)
