ジョージア州にあるアトランタ・アスレチッククラブで開催されている、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」の2日目。155位タイからのスタートとなった石川遼は、3バーディ・5ボギーでまわりトータル17オーバーでホールアウト。今季最後のメジャーは予選ちに終わった。
遼、自己ワースト85で15オーバー最下位【初日】
1番でティショットがバンカーにつかまりボギーを先行させた石川だったが、5番パー5で3打目を寄せて今大会初めてのバーディを奪う。7番パー3でもバーディを奪った石川だったがあとが続かなかった。8番、9番で連続ボギーを叩き前半でスコアを1つ落とすと、13番までは我慢のゴルフ。14番でチップインバーディを奪ったものの15番、16番を連続ボギーとしてホールアウトした。
最下位からのスタートに石川は「難しい精神状態だったけど、メジャーの舞台に自分が立てているわけだし、一緒に回った2人もすごくいいプレーをしていた。せめて今日だけでもと気持ちを切り替えて、1打1打、難しい舞台でプレーをしているということをかみ締めながら、最後まで集中してプレーしようと思った」と話した。
先週開催された「WGC-ブリヂストン招待」では4位タイフィニッシュ。石川自身も「すごく楽しみで不安はなかった」と今大会に臨んだ。しかし、初日は池に6度入れてしまうなど自己ワーストとなる“85”を叩いて屈辱の最下位。「今の自分のスイングは練習が足りなくて、日に日に変化してしまう。初日はそれに対応できず、焦ってしまったところがあった」完全にモノにできていないスイングに戸惑いながらも、懸命にプレーを続けたが2日目で姿を消すこととなった。