米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」がいよいよ11日(日本時間今夜)開幕を迎える。今大会には、復活を期すタイガー・ウッズ(米国)、メジャー2勝目を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランク1位ルーク・ドナルド(イングランド)らに加え、日本からは石川遼、池田勇太、藤田寛之、平塚哲二、そして米ツアーを主戦場とする今田竜二が参戦。灼熱のアトランタで熱い火花を散らす。
会場となるアトランタ・アスレチッククラブも、世界最強プロゴルファーを決めるにふさわしいセッティングに仕上がった。「マスターズ」の創始者の一人でもある球聖ボビー・ジョーンズが育ったことでも知られるこのコースで今大会が開催されるのは、デビッド・トムズ(米国)が優勝した2001年以来。その01年大会では片山晋呉が4位に食い込んでいるが、コースは当時よりさらに長くなりタフさを増した。
7,467ヤードでパー70ということからも容易に飛距離の長さが想像出来るが、そこに効果的に池も絡みコースの難易度をさらに上げている。その中でも最難関と予想されているのが18番。通常ではパー5のところを507ヤードのパー4に変更。フェアウェイ左側に広がる池はグリーン手前まで食い込んでおり、セカンドはキャリーを出して、さらにグリーンに止める球を要求される。多くの選手が苦しむフィニッシングホールとなりそうだ。
その他にも、総じて距離が長く落としどころが難しいパー3など難所が盛り沢山。メジャータイトルらしく、体力、技術力、精神力すべてが選手に試されるコースに仕上がっている。石川はアダム・スコット(オーストラリア)らと同組で7時55分(日本時間11日20時55分)に10番ティスタート、ウッズは8時35分(日本時間11日21時35分)に同じく10番スタートとなっている。
【初日のスタート時間】
平塚哲二 7時35分(日本時間11日20時35分)10番スタート
石川遼 7時55分(日本時間11日20時55分)10番スタート
タイガー・ウッズ 8時35分(日本時間11日21時35分)10番スタート
池田勇太 12時45分(日本時間12日1時45分)1番スタート
藤田寛之 12時55分(日本時間12日1時55分)1番スタート
今田竜二 13時10分(日本時間12日2時10分)10番スタート
ローリー・マキロイ 13時45分(日本時間12日2時45分)1番スタート