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飛距離は年間王者への近道か? 米ツアーの飛ばし屋たちが教えてくれたこと

飛距離は年間王者への近道か? 米ツアーの飛ばし屋たちが教えてくれたこと

配信日時:2020年5月6日 12時00分

完璧なモデルケースとは言えないが、トータルドライビングはプレーにおいてティショットがどれほど重要かということを証明している。もちろん、アイアンショット、チッピング、バンカープレー、パッティングもプレーに関して重要だがが。

18年、ジャスティン・ローズがトータルドライビングで1位になるとともに、FedExCupランクを制して年間王者に輝いた。ローズはドライビングディスタンス34位、フェアウェイキープ率33位とドライバーショットに関してトップに立ったとは言えないが、安定していたことは間違いない。15年では、ヘンリック・ステンソンがFedExCupランク2位に入ったが、彼はトータルドライビングで1位に輝いた(ドライビングディスタンス43位、フェアウェイキープ率12位)。

「ドライバースイングで最も重要なのは、自分の足と地面の接地面からパワーを生み出すことだ」。14年に語っている。「ダウンスイングをする際にカギとなるのは、ハーフダウンの瞬間。そこでパワーを貯めること、そして高さを維持することに集中する。力を、自分の足から地面へ貯めて、それを生かして、押し込んでクラブを力強くボールにリリースする。もしも“ショット”の瞬間だけにフォーカスして地面と足をくっつけたままにしていたら、それを真ん中から引き裂くんだ」。

コロナウイルス感染拡大の影響でツアーは中断となっているが、再開したらファンは自然と圧倒的なティショットを放つ選手に惹きつけられるだろう。サム・スニードがツアーで最長飛距離を記録し、その後にはジャック・ニクラスジョン・デーリー、近年ではチャンプやダスティン・ジョンソントニー・フィナウのようなロングヒッターが続く。だが、ゴルフファンはそのドライバーショットがコースのどこに着地したかを注視するだろう。飛距離だけでなく、精度と併せての実力が全てなのだ。なぜマキロイは、世界1位にも関わらず、FedExCupランクでは3位なのか。それは、ドライバーのスタッツを見れば説明がつくだろう。

マキロイのドライバーが好調な時、彼を超えるのは至難の業だ。

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