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ペブルビーチで「自信を取り戻した」3人の復活劇【舩越園子コラム】

ペブルビーチで「自信を取り戻した」3人の復活劇【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2020年2月10日 12時06分

今年の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」は、ディフェンディング・チャンピオンのフィル・ミケルソン(米国)が首位に1打差で最終日を迎え、49歳の大会連覇と通算45勝目の達成が期待されていた。

巨匠・イーストウッド監督とトロフィーを掲げるテイラー【写真】

しかし、蓋を開けてみれば、ミケルソンは8番でダブルボギー、9番でボギー、後半も3ボギーを叩いて「74」とスコアを落とし、3位に終わった。

勝利を掴んだのはカナダ出身のニック・テイラー。リズムを崩すことなく、淡々とプレーしていたテイラーのゴルフは見事だった。初日から首位を守り通しての完全優勝で通算2勝目を達成。ちなみに、この大会で完全優勝を遂げたのは2005年のミケルソンに次ぐ史上2人目の快挙だ。

しかし、この日、この大会で見て取れたものは、単に「テイラー勝利、ミケルソン敗北」という結末だけではなかった。

最終日のミケルソンは、安定したプレーが持続できていたテイラーと比べればショットが乱れ気味で、グリーンを外す場面も小技で苦しむ場面も目立ったが、強風が吹くタフなコンディションに立ち向かった49歳のプレーという意味では、苦戦というより、むしろ善戦だったと本人は感じていた。

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