アレックくんは02年からシカゴの病院で治療を受け続けているが、すでに60本以上の骨が損なわれ、手術を受けること数十回。車椅子生活を余儀なくされているが、明るい笑顔をたたえ、夢に向かって前進しようとしている。
「そんなアレックくんからインスピレーションをもらったからこそ、僕は優勝できたし、好調を維持できている」
ナは、そんな感謝を込めて、サンクスギビングにシュライナーズ・ホスピタルへ5万ドル(約550万円)を寄付したという。
今年も感謝祭の休日に素敵なストーリーが聞こえてきて、「ああ、ゴルフがあって良かった。素敵な選手がいてくれて良かった」と、しみじみ感謝した。
文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)