ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

ゲーリー・ウッドランドのメジャー初Vに貢献  勝負の一打はグリーンからウェッジ 

ゲーリー・ウッドランドのメジャー初Vに貢献  勝負の一打はグリーンからウェッジ 

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年6月17日 12時48分

全米オープン 最終日◇16日◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075ヤード・パー71>

今季初優勝がメジャー初V。最終ホールで9メートルのバーディパットを沈め大きく両手を突き上げたゲーリー・ウッドランド(米国)が、第119代目のチャンピオンとして、名前を刻んだ。

ウッズもグリーン上でウェッジを握った【フォトギャラリー】

1打のリードで臨んだ最終ラウンド。2番で幸先良くバーディを奪うと続く3番でもバーディ。9番でボギーを叩くが、後半に入っても落ち着きを失わず、メジャーハンターのブルックス・ケプカ(米国)の猛烈な追い上げにも動じずに初の栄冠を勝ち取った。

同組のジャスティン・ローズ(イングランド)が終盤のボギーで崩れていき、ひとり旅。17番パー3ではティショットをミスし、グリーンに乗ったもののピンまで30ヤードが残った。ここでウッドランドが選んだのは、ウェッジ。これを見事に寄せてパーセーブし、2打リードで最終ホールへ。初メジャータイトルのプレッシャを感じさせない、見事なプレーで最後を締めくくった。

勝負どころは幾度となく訪れた。決断を迫られたのは14番パー5。ティショットをフェアウェイに運び、ピンまで263ヤード。「しばらく考えて(グリーンを)狙うことにした。『ボクはこの試合を勝ちにいくんだ』とアグレッシブにいった。結果として成功した」と、攻めのゴルフでグリーン左のラフまで運び、1メートルに寄せてバーディとした。

さらに17番では、「今週のはじめにも同じような状況があったから。4(ボギー)でもいいと思ったけど、入りそうになってパーで上がれて、最後が楽になった」と、この時点で、最終ホールをパーとしたケプカとの差を確認して、冷静に勝ちに行った。

太平洋をバックに両手を突き上げて思ったのは、「終わって良かった」。2000年にタイガー・ウッズ(米国)が打ち立てた2位との15打差優勝の時がトータル12アンダー。ウッドランドはトータル13アンダー。「入ったらいいなと思っていたけど、12でも十分だとは思っていた」と、なんと記録まで意識していたという。

長距離砲で知られるウッドランドは今季パッティングに苦戦。パッティングのスコアへの貢献度を示すストローク・ゲインド・パッティングでは150位前後だったのが、今週はきわどいパットを決めきっての優勝だった。

高校時代まではバスケットボールでスター。大学進学後も続ける予定だったが、回りを見ればうまい選手ばかり。「ゴルフに行こう」と決めてから、「今までずっとハードワークだった。それが今日という日につながった」と、淡々と振り返り、喜びを静かにかみしめた。(文・高桑均)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト