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松山英樹は21位終戦も次戦への手応えアリ「ミスの幅が狭くなった」

松山英樹は21位終戦も次戦への手応えアリ「ミスの幅が狭くなった」

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年6月17日 10時53分

全米オープン 最終日◇16日◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075ヤード・パー71>

4日間の戦いは1イーグル・19バーディ・12ボギー・2ダブルボギー・1トリプルボギー。松山英樹はこの日1アンダー、トータル2アンダーの21位タイで今季メジャー3戦目を終えた。

6番セカンド地点の景色【関連写真】

「バーディを獲っているほうだとは思うけど、ボギーもダブルボギーもトリプルボギーも打っていたら、バーディを獲っている感覚がない」と、4日間通して好調の波を持続できなかったことに不満は残る。

最終日は5番でバーディが先行し、追い上げを始めたかに見えたが、直後の6番でティショットを右の海へ。ペナルティを払って打った3打目もグリーン右手前のペナルティエリアに消え、トリプルボギー。右からの海風に対してセカンドは強烈な打ち上げ。「スプーン(3W)で打ち上げを打たなきゃいけないというところで、ピンも左でしたし」と、コース上での対応力を課題に挙げた。

「波に乗りそうなところで自分が嫌なショットを打たなければいけなかったりとか…。そういう意味では精神的にも全然ダメでしたし技術的にもまだまだ。そういうショットを打てる技術がなかった」と、出入りの激しい自身のゴルフを分析した。

そんな中でも光は見えている。「マスターズの時よりはショットもよくなっている。ミスを減らしていくことが大事。幅はだいぶ狭まってきているので、あとは回数を減らすだけ」と、静かに収穫を語った。

2016年後半から17年にかけて世界中で勝利を重ねた時期と比べて、「今のほうがいい感覚で打てている。けど流れもありますし、1コのミスが大きくなっている。それを縮めれば世界ランクも上にいけると思うし、そこを目指して頑張りたいです」と、世界トップが再び視界の中に入る。

いけそうでいけない、そんな4日間は消化不良にも写るが、手応えは間違いなくある。これで今季のメジャーは残すところ、来月の「全英オープン」のみ。68年ぶりの北アイルランド開催では、優勝争いを見せることができるか。残り1カ月で最高の状態をつくり上げる。(文・高桑均)

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