【写真】そういえばローズは金メダリスト!もはやなつかしいメダル姿
2012年のWGC-ブリヂストン招待以来、6年ぶりの勝利の味をかみ締めるブラッドリーを優しい笑顔で見守るローズの姿を眺めながら、これとそっくりの場面を以前にも見たことを思い出し、デジャブのような錯覚を覚えた。
そう、昨年のマスターズ最終日。あのときもローズはサドンデス・プレーオフで敗れ、それでも勝利したセルヒオ・ガルシアを優しい笑顔で見守っていた。
よくよく考えてみると、彼らには共通点がある。ローズは17歳で出場した1998年全英オープンでいきなり4位になり、前途洋々と持てはやされてプロ転向したが、以後は21試合連続予選落ち。欧州ツアー初優勝までに4年、米ツアー初優勝までには実に12年を要し、「僕は忘れられた存在だった」と話した。
そんなローズだからこそ、19歳で鳴り物入りでプロ転向したガルシアがデビューから18年後のマスターズでとうとうメジャーチャンプになったとき、自分は敗北したにも関わらず、心の底から彼を祝福していたのだと思う。