ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

思わぬハーフシャンクでダボ 深堀圭一郎が手を焼いたメジャーの怖さ

41位発進の深堀圭一郎。予選通過に向けて課題は?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月30日 14時00分

<全米シニアオープン 初日◇29日◇セントリーワールド(米ウィスコンシン州)◇7218ヤード・パー71>

朝早い時間にスタートした深堀圭一郎は、3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの4オーバー・41位タイで発進した。全米らしいタフなコースで、予選通過に向けてギリギリのスタート。苦しんだ1日を「いや~、難しかった」と疲れ切った表情で振り返る。

10番からスタートし、いきなり連続ボギー。それでも14番のパー5で7メートルを決めて初バーディを奪った。景気づけの一発で勢いを加速させたいところだったが、続く15番では“芝”に負けた。フェアウェイからグリーンを狙ったアイアンの2打目は、硬い地面で跳ねて“ハーフシャンク”。右の林に飛び、木の根元に止まった。わずかにスイングのスペースがあったものの、フェースをかぶせて出すだけの3打目はラフに止まり“出ず”。そこからさらに3打かかり、ダブルボギーを叩く。

「少し右に置いて、グリーンエッジを狙って」。手前のピンを思惑通りに攻めたつもりが「弾かれてしまっ」。海外ではたまに起きてしまう事象だという。決勝ラウンドにコースコンディションが一変するのはよくあることだが、「初日からこうなるとは」。前日までの練習ラウンドと違い、硬くなった地面が思わぬ結果を招いた。

そんな想定外もあり、苦しかった日のラウンドのことを「堪能させてもらいました」と言うしかない。「いいところもたくさんあったし、がっついてしまってもったいないところもあった。あと2コくらいよかったら仕方ないなと思えますけど」。すべてが悪かったわけではないが、悔しさはどうしても残る。

「グリーン上も恐ろしくなってしまいます」とパッティングもなかなか決まらない。「必死ですよ。いくつで上がれるか想像もつかなかった」と、メジャー最終日並みの難易度に驚くしかなかった。今季シニアメジャー2連勝中のスティーブ・ストリッカー(米国)も1オーバーと苦戦。プレッシャーに負けてスコアを崩していく選手が続出するなかで、とにかく耐えたことは評価できる部分でもある。

スコアカード提出後に通りかかったパドレイグ・ハリントン(アイルランド)でさえも「イージーなグリーンだね」と自虐的に笑いながら去って行くほど。3オーバーに終わった世界のトッププレーヤーも手を焼いたコースでは、4オーバーは決して悪すぎではない。

「楽しいと思えたらいいけど…まあ、でも楽しかったですよ。ゴルフは楽しいし、難しい、思い通りにいかない。きょう吐き出したものはたくさんありますね」。洗礼を浴びた初日とは違い、2日目はまたコンディションも変わる午後スタート。4日間やり抜くため、第2関門もとにかく耐えていくしかない。(文・高桑均)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

アマチュア・その他 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    開催前
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト