ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

咲き乱れる花に囲まれバーディ 深堀圭一郎が全米シニアで感じるゴルフの奥深さ

深堀圭一郎が踏ん張った。「76」と4つ落としながらも、50位タイで決勝ラウンドを進出を決めた。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月1日 14時21分

<全米シニアオープン 2日目◇30日◇セントリーワールド(米ウィスコンシン州)◇7218ヤード・パー71>

終盤の一進一退攻防で踏ん張った深堀圭一郎が「全米シニアオープン」初参戦ながら予選を突破した。2日目は2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」と4つ落としたが、トータル8オーバーの50位タイで週末に進む。

1番からでた深堀にいきなりピンチが訪れる。2番は500ヤード近いパー4で、ティショットは左の深いラフへ。「どう打っていいかも分からないくらい」という剛ラフで、素振りを何度も試みた。イメージを膨らませヒットするも、ボールはまったく上がらず、地を這うようなライナーで15ヤード進むのが精一杯。再びラフからの3打目はシャンクし右のラフに。4打目でかろうじて乗せるも、そこから2パットのダブルボギーと出鼻をくじかれた。

「本当に自分の力ではどうにもならないことがいくつかあって」と悩みは尽きない。「足りないなとか、打ち方が分からないな、とか」。まさに2番の2打目は「想像がつかなかった」と、意外な一打続きには苦笑いを浮かべる。

そんな怖さを知れば「スイングが硬直してくるんです」と、思い切りも悪くなってしまう。4番ではピン左3メートルにつけて、これを沈めたが、中盤はボギーがかさんだ。15番を終えた時点でトータル8オーバーと予選落ちがちらついたが、直後に会心のショットが生まれる。

16番パー3はコースの名物ホール。3万株の花が植えられた通称“フラワーホール”だ。打ち上げの195ヤードで5番アイアンを振り抜き、グリーン右手前に落ちた球は傾斜をつたってピン右手前2.5メートルにオン。これを流し込んでバーディを奪った。

「ホールを重ねるごとに、体にいろんなもの背負わされて、なかなかうまく打てないんです」というなかでのスーパーショット。最終ホールはティショットがほんの少しだけラフに飛び込みボギーとしたが、それだけに花に囲まれて放った一撃は値千金だった。

世界のトップが集い、苦しめられるナショナルオープン。「2日間よりも4日間の方が感じる物がもっとあると思うので、何かをつかんで。来た意味があったと言えるように」。いくつになっても進化できるのがゴルフ。これからのゴルフ人生における糧を、残り36ホールで手にしてみせる。(文・高桑均)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

アマチュア・その他 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト