<JLPGA最終プロテスト 2日目◇4日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>
今季のネクストヒロインツアーに9試合出場しているアマチュアの天羽さくらは「72」とスコアを伸ばせなかったものの、初日の24位から順位を上げ、トータル1アンダーの20位タイと合格圏内に浮上した。上田桃子らを指導してきた辻村明志コーチの門下生で、師匠の言葉を胸に耐えるゴルフを展開している。
「あんまり調子は良くないんですけど、スコアはまとめられているんで、ここまではなんとかいい感じで来ていると思います」。静ヒルズはアンジュレーションのある大きなグリーンが特徴のひとつ。ショットがピンに絡まず、難しいロングパットを残すことも多かったが、なんとか2パットでホールアウトできていることが、合格圏内で折り返せた大きな要因だ。
後半の14番パー5では、まさかのダブルボギーをたたいた。「3打目がディボットからだったんですけど、クラブが下から入ってしまって池に入れました。(手前のエッジから)30ヤード以上入っている左奥のピンを狙って、右手前の池ですよ。風の読み違いもあったと思うんですけど、あり得ないですよね」。
ここから崩れてもおかしくない流れだったが、「ミスを悔やんでいたらダメ」という辻村コーチの言葉を思い出し、気持ちを切り替えて次のホールへ。直後の15番パー3では第1打を30センチにつけ、バウンスバックに成功した。
辻村コーチからはプロテスト直前まで会場の静ヒルズで指導を受け、期間中もコース外の練習場でスイングをチェックしてもらっている。「毎日の練習で1個ハマるものを見つけて終われているので、調子が悪い中でも大きなミスは出ていないのかなと思っています」。初日はフェアウェイキープが7回、この日は9回とティショットはやや不安定だが、大きなトラブルなく2日間を終えた。
「今日は確かにピンポジが難しかったんですけど、イーブンパーで順位が上がるとは思っていませんでした。(14番で)なんでこんな池に入れているんだろうと思ったけど、引きずらずに次に行けたのが良かったと思います」。今年で4年連続の最終プロテスト進出。3日目以降もこれまでと変わらない粘り強いプレーで、今回こそ合格ライン突破を目指す。(文・田中宏治)
