<JLPGA最終プロテスト 4日目◇6日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>
今季のネクストヒロインツアーで初優勝を飾った飯島早織が「70」とスコアを伸ばし、スタートの50位からトータル1オーバーの33位タイに浮上した。18ホールを残して合格ラインとは3打差。現実的なスコアで逆転が狙える位置まで順位を上げてきた。
前半9ホールはすべてパー。カラーからだったホールを含めると、2パットのパーが9個並んだ。ショットが安定していた証拠だが、バーディパットはなかなか決まらない。「入れたい気持ちと落としたくない気持ちが入り混じって、打てなかったり、打ち過ぎたりでヒヤヒヤするパーパットもいくつかありました」。スタッツに反して耐えた9ホールだった。
流れが変わったのは後半出だしの10番パー4。残り105ヤードから9Iで1メートルにつけると、これを沈めて初めてのバーディ。「全然イメージが湧かないホールなんですけど2日目もラフから1メートルについてバーディでした」。相性のいいホールでスコアを伸ばすと、13、16番でもバーディを奪い、合格ラインが見えてきた。
もったいなかったのは残り158ヤードからだった17番パー4の2打目。「クラブを2本持って行って、フォローだったので5UTで抑えて打ったんですけど…」。どこかでヘッドカバーを付け間違えており、実際に手にしていたのは4UT。うまく打ったつもりのショットはほぼダイレクトでグリーンをオーバーした。
「急に飛んだんでビックリしました。ちゃんと確認しないといけませんね」。左足下がりの難しいアプローチを1.5メートルに寄せたものの、パーパットはカップをクルリと回ってUターン。第3ラウンド、最終ラウンドと「69」を並べることを目指していたが、番手違いで目標に1打届かなかった。
それでも、チャンスのある位置で最終日を迎えられることには変わりない。「自分なら出せなくもないと思えるスコアで合格できると考えたら、明日はめっちゃいい一日になるはず。ピン位置や風で周りのスコアは変わるので、スコアの目標を立てるより、目の前のできる事に集中して、どんな結果になっても後悔しない選択をしたいと思います」。最終プロテスト進出は今年で3度目。誰もがその実力を認める2023年の「日本女子アマ」女王が3度目の正直でツアープロへの切符をつかみ取る。(文・田中宏治)
