3年ほど前にほぼ準備せずに地元の大会に出場したことはあるが、現役を引退してから本格的な競技はこれが初めて。「1発しか打てない独特の雰囲気は昔と変わらないですね。恋しいです。恋しい緊張感です」。試合独特の雰囲気を楽しんでいたが、「練習でできたことが緊張感からか、なかなかうまくいかないこともあった、ゴルフは難しいですね」と勝負師の顔も見せる。
5年ぶりの本戦は約1カ月後。「日本プロまで時間があるので、いい準備をしたい。今の若い子がどういうゴルフをするのか肌で感じられるのは楽しみですよ。それに(宮里)優作とか(岩田)ヒロシとまた同じ土俵で戦えるのはめちゃくちゃ嬉しいです」。ジュニア時代から“天才”と呼ばれたが、やっぱり天才か。ツアーへ復帰する意志はないが、いい準備をした1カ月後の清田のプレーには注目したい。(文・小高拓)
