長野県の諏訪湖CCの研修生となり、同コース所属でレギュラー、シニアの両ツアーで活躍した福沢孝秋に師事する。なかなかTPのプロテストに合格せず、30歳でTCPの資格を取得。以後、レッスン活動に軸足を置きながら、40歳までツアープロの道を目指した。レッスン活動は30年。生徒は延べ1万人をゆうに超える。卓越した理論で、書籍も2冊刊行している。
人気コーチでありながら、60歳を過ぎてもツアーに挑戦する。「自分の研鑽と、あとはやっぱり技術を見せて、生徒さんの信頼を得たいと思っています」。ツアーに挑戦する意欲と学生時代に作り上げた肉体の貯金、独自のメソッドで飛距離はいまだに280ヤードを誇る。そして普段生徒に伝えていることを自ら実践することで、その言葉に説得力も増すという。
「若い頃はレギュラーツアーを目指していましたが、今はシニアの舞台を目指しています」。まだまだ若い頃の目標を追いかけている。
また、名古屋の橋口はこうも付け加える。「今はシニアのティーチングもレベルは上がってきていると思います。僕らティーチングの人間が試合に来たときにがんばって成績を残したいですよね。若いティーチングプロも頑張れると思うんです」。
レギュラーツアーで結果が残せなくても、シニアツアーで大成する選手も少なくない。教えるプロもシニアで大成する選手が出てくることも十分あり得る。
