こちらが「大好き」な双子の姉・涼夏さんとのツーショット写真
2000年度生まれのいわゆるプラチナ世代。現在21歳の石川茉友夏にとって、今回が3度目の最終テストとなる。初受験となった19年から“あと一歩”のところまで来ているだけに、「本当に受かりたい。気合でいくしかない」とさらに強い気持ちで臨んでいく。
プロになった選手たちでも“独特”と口をそろえるテストの雰囲気については、「どういう気持ちになるか予想もできるし、慣れてきています」と言ってニコリ笑う。「緊張するのは分かっているので、それに対応できるように」。ここまでの経験も踏まえ、合格へと近づいていきたい。
過去2回のテストは「調子も悪くなく」、ショット面も良好だったが、パッティングに悩まされてきた。そのため今回は、パター、そして握りを変えて「手で打つタイプだった」という部分を改善。すると茨城県のザ・ロイヤル ゴルフクラブで出場した第2次予選で、手応えを感じることができた。「これでよかったんだなと自信になりました。最終も入ってくれれば」。京都では不安も少なくグリーンに上がることができそうだ。
そんな石川にはプロになって叶えたい夢がある。それが「姉にキャディバッグを担いでもらいたい」というもの。石川は双子姉妹の妹なのだが、「大好き」という姉・涼夏さんの話を始めると一番の笑顔になる。10歳で一緒にゴルフを始め、ともにプロを目指してきた。過去にプロテスト受験もしている姉はすでに競技から退いたが、今でも一緒にゴルフをし、スイング動画を送ると的確なアドバイスをくれる最高のパートナーだ。
