今年8度目のプロテストを受験中の和田純怜は、ジュニア時代に接点のあったプロゴルファーの影響を受けてきた。高校1年生のころ、国体の予選で同組となったのは2歳年上の菅沼菜々。2年時は「フューチャーGOLFツアーin埼玉」(2018年)で石川遼のキャディを務めた。これらの経験は和田がプロを目指すうえで、今でも大きな力になっている。
和田はプロテスト1次予選A地区を29位タイで突破した。8回の受験で7度目の2次進出。安定して2次に進んでいる一方で、最終プロテストにはこれまで一度も進めていない。「気持ちが弱いので、その面が…と思っています。コーチにメンタルの指導もしてもらっているので、昨年とは違う気持ちで臨めていると思います」。かつてステップアップツアーを中心にプレーした高島幸コーチからはメンタル、技術の両面で指導を受けているという。
以前から「強いプロ」という目標を掲げていたが、最近になってバージョンアップした。「見ていて楽しいと思えるプレーができる強いプロになりたいです。菅沼菜々ちゃんが好きなんですけど、楽しそうに、周りがワーってなるようなプレーをするので、私もそうなりたいと思っています」。高校時代に同じ組でプレーしただけでなく、その後、プライベートでラウンドしたこともあるそうだが、当時から憧れの気持ちは変わっていない。
菅沼とはアイドル好きという共通点もある。和田は女性アイドルグループ「=LOVE」のファン。「小学生のころにAKBが好きだったぐらいで、アイドルに興味があったわけじゃないんですけど、今はたまにライブに行ったり、ファンクラブにも入ってるので、結構はまっています」。ゴルフを離れての息抜きは推し活のようだ。
石川のキャディを務めたのは8年前のことだが、今でも影響は受け続けている。「簡単な距離の計算でもヤーデージブックに書いて筆算していたので、なんでだろうと思っていたんですけど、絶対に間違えないようにというだけでなく、メモを残すという意味があるんだと知って、今でも真似しています」。本気でプロを目指すようになったのも、この時、石川に「いけるよ」と背中を押されたことがきっかけだった。
「当時の私は“集中力って何?”って感じだったんですけど、石川プロのプレーを見て、その意味が分かりました。今は私も集中できるようになりました。笑ってることが多いけど、笑ってない時は大抵、集中していると思います(笑)」。今年こそ、プロテスト合格を果たし、石川にも、菅沼にも、いい報告をしたいところだ。
