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盟友・小祝の教えで+3から切り替え 勝みなみが“曖昧”払拭し『65』

好スコアの陰に友人の存在あり? 勝みなみが「65」で上位に浮上した。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2026年2月20日 19時39分

<ホンダLPGAタイランド 2日目◇20日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>

今季初戦の勝みなみが、10バーディ・1トリプルボギーの「65」をマーク。トータル9アンダーで、初日の36位から10位タイに順位を上げた。

【写真】仲良しさん 小祝さくら&勝みなみがドレスアップ

初日はショットこそ安定していたが、タイ特有の暑さに影響を受け、パッティングに苦戦。「70」の滑り出しとなった。「ボーっとした部分もあった。ショットはやることが決まっていたので、そこだけ気を付けていたんですけど、パットでラインが決まらなくてボヤけて見えたりもしていた。暑さや気候も違うので、気温の変化にもっと対応していかないといけない」と話していた。
 
その反省を踏まえ、この日は圧巻の10バーディ。「集中できました。曖昧になっていたところを修正して、自分の打ちたいところに構えて打つように意識ができた」。漠然としていたラインの読みや決断の部分を「最初から意識して、ちゃんと“決め打ち”していけるように集中してできた。それが良かった」と明確な意識を持てたことが、この日のパット数「21」につながった。
 
見せ場も作った。『Aonリスクワールドチャレンジホール(最も戦略的に難しいとされるホール)』に設定された15番パー4(320ヤード)は、ホール中央にクリークが流れ、右は池、左は木が迫るプレッシャーのかかるホール。ティショットは300ヤード級の飛びを見せてグリーン手前エッジまで運び、約10メートルから2パットでバーディを奪った。前日は「右の池を気にして」左へ大きく曲げてパー止まりだったが、この日はリベンジを果たした。
 
終盤はアイアンショットで手を離してグリーンを外す場面もあったが、絶妙なアプローチと難しいラインを読み切るなどリカバリーで踏ん張る。後半5番(パー4)では、砲台グリーンの手前ピン。約15ヤードからチップインバーディを奪った。「きょうはすごくいい一日だった」と笑顔を見せた。
 
ただ、すべてが順調だったわけではない。17番(パー4)では、まさかのトリプルボギー。ティショットをフェアウェイに運んだが、151ヤードの「微妙な距離」が残る。やや大きめの7番アイアンか、少し足りない8番アイアンか。判断に迷い、7番を選択した。ショットは「つかまってしまって」右ピンに対してグリーン左へ外す。3打目のアプローチは段を越えて下るラインに落として、ピンを通り越してそのままグリーン右サイドまでこぼれた。続く4打目のアプローチは手前の斜面に当たって戻り、再び同じ位置から5オン2パット。痛恨のトリとなった。
 
「すごくもったいなかった。でもまだ2日目ですし、(キャディの)ジョニーも『また取れるよ』って、励ましてくれた」とキャディの支えもあり、切り替え。トリ直後に4連続バーディで取り返した。

スコアを落とした際の切り替えには、昨年から意識している考え方がある。「ボギー、ダボ、トリを打った時こそ冷静に。自分を許して、次のホールにかける。自分のいいショットに繋がるって思っているので、意識しながら。バーディを取った時も、同じように次のホールに集中しています。私の友達が教えてくれて、昨年からやっています」と明かした。
 
その“友達”こそが、親交の深い同級生で日本ツアー通算12勝の小祝さくらだ。以前、ある仕事で一緒になったときに『プレー中に意識してることはある?』の質問を受けたときだった。
 
「『悪いショットや悪い結果になったときこそ、落ち着いて“しょうがない”って思う。自分を許して、次のホールに行く。逆に、バーディを取った時は気を引き締める』ということを言っていて。その考え方はすごく大事だと思った」。その実践が、この日の“+3”後の4連続バーディにつながった。
 
上位で迎える3日目。「パター次第でここまで変われる。ライン読みとかには自信を持っているので、あとは自分が信じてそこに打てるかどうか。もっと上位にいけると思うので、あすからも集中しながら」。初日の課題を払拭した今、狙うは優勝戦線への浮上だ。(文・高木彩音)

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